

幼い頃から身近だったマグロを地元でも普及させたい

遠洋漁業で栄えた島、大分県津久見市保戸島。
そこでマグロ漁師だった父親と共に、ずっとマグロと向き合ってきたのが、カスガ水産代表の三木繁さんです。
創業から数十年、冷凍マグロの加工・卸業を通じ、県内の冷凍マグロの流通・浸透に力を注いできました。
当時は大分でメジャーではなかったマグロも、今では津久見のあらゆる場所で、ひゅうが丼やマグロステーキなどを楽しむことができます。カスガ水産の『地元にもマグロを普及させたい』、その思いは形となり、マグロを使ったさまざまな商品を生み出しています。
マグロにたっぷりのゴマ、漁師のまかない「ひゅうが丼」

“忙しい漁の合間に手早く栄養がとれるよう” 漁師たちが編み出した『ひゅうが丼』は、保戸島の漁師にとって、なくてはならない味として根付いています。
その味を家庭でも手軽に食べられるようにと、最新の冷凍技術を活かし完成したのが『保戸島カスガのひゅうが丼』。たっぷりのマグロとゴマが入っており、保戸島に伝わる甘めの味つけが特徴です。
作り方も簡単で、3分間流水解凍したのちに熱々ご飯にのせるだけ。どこか懐かしさを感じる甘めの味付けは、地元だけでなく九州各地で愛されています。
マグロ漁師だからこそ、妥協できないネギトロ

ひゅうが丼に並ぶ人気商品『カスガ水産のねぎとろ』は、何度もねぎとろ工場へ視察に行き、研究を重ねた商品です。
「マグロ本来の色が出るのがねぎとろ。そのためマグロの質にはこだわりがあります」と話す三木社長。
マグロ漁師の目利きを活かし、手作業による筋取りなど、全ての過程を妥協することなくおこなっています。
丁寧に作られたねぎとろだからこそ、口にいれると優しく溶け、しっかりと素材の旨みも感じることができる逸品です。
丼や手巻き寿司だけでなく、鍋や味噌汁などどんな料理にも合います。
マグロだけじゃない、津久見の「おいしい」を全国へ

地元のソウルフードを守る取り組みにも、積極的に取り組んでいます。
太田商店がつくる『太田のぎょろっけ』は、津久見で100年以上続いている伝統の味。コロッケのような見た目ですが、味はさつま揚げに近く、たっぷりの魚のすり身と新鮮野菜が入っています。
太田商店からその味を受け継ぎ、「地元の人が慣れ親しんだ味を残せるように」と冷凍加工場の技術を活かし、商品開発に尽力。
現在、さまざまな場所で『太田のぎょろっけ』買うことができるようになったのも、創業当時から変わらない“地元津久見と共に発展する”という、強い思いがカスガ水産に受け継がれているからです。
プロとしてマグロに対する情熱、知識、目利きに誇りをもって進み続けてきたカスガ水産。 商品だけでなく、地元を思う気持ちもまっすぐ「ほんもの」を貫き通すカスガ水産の一歩先は、津久見だけでなく全国へと繋がっていきます。

株式会社カスガ水産 代表取締役社長 三木 繁
平成4年の創業以来、冷凍マグロの加工・卸業を通じ、県内の冷凍マグロの流通・浸透に力を注いできました。弊社では自社独自の二次加工品の開発にも注力し、新たに簡単に、素早く、美味しく食べられる食品を世に出すミッションを掲げています。
これからも皆様にお喜びいただける商品やサービスをお届けすべく邁進してまいります。